気付けば○○年

しがないジャニヲタの大きな呟き

その日、永遠が止まった時。

 

久しぶりの生放送での音楽番組出演を凄い楽しみにしてた。

事前に発表されていた「KISS KISS KISS」に加えて、あと1曲は何歌うのかな。

どんな衣装で登場するのかな。せっかくならあの曲も歌って欲しいな。とか。

番組が始まって、あの瞬間をTVの前で目の当たりにするまでは。

一個人の、今の素直な心境としてお読みください。

 

CM直前の4人が映った時、珍しいぐらいの赤いお揃いのコートを着ていて

「赤!?!!?」と驚いた。あんなシンプルで真っ赤な衣装なんて

みたことなかったから。下に黒っぽい衣装を着ているように見えたから

脱いだら何時ものようなギラギラとした衣装があるのかな、って。

KAT-TUNが登場して、翔くんから「大事なお知らせがあります」と言われたとき

一瞬、ついにジラしていたライブの話が来るのかな!?とか思っていたのに

画面上にはそれすら感じさせないぐらいの異様な雰囲気と重々しい表情の4人。

何度、この瞬間を目の前でみればいいのだろうか。何時だって慣れないし、慣れたくない。

正直その後からの歌なんて記憶に無くて、なんかもうただただ目の前を流れていただけ。

 

”引き抜くCARDはリターンできない 生きる意味求めて”

 

Dead or Alive」はKAT-TUNらしくて本当カッコイイ!!!って思ってた曲なのに

突然こんなに今の状況に似合うことある!?Deadだよ!!!!!生きない!!!!

あっんなに重たい「Dead or Alive」は初めてだ。

何時もどおりじゃない。何時もと違う。当たり前なんだけど。

その中で、田口くんだけが当たり前だった。正直、個人的にはそれは救いだった。

これで4人ともただただ呆然としたままで踊られても歌われても見てるこっちが辛いだけだから

せめて田口くんだけでも、当事者だけどアイドルとして見せてくれ、と。

LOVEメドレー2までの記憶もあやふやでもう呆然としてて、「KISS KISS KISS」の時には

ちょっと冷静になれたけど。少しだけ。

それでもあんな重々しすぎる中でのパフォーマンスは辛すぎた。

 

どこかで田口くんは辞めないだろうという自信があった。

だって彼がグループが出来てからずっと誰よりもKAT-TUNを好きでいてくれたから。

KAT-TUNが好きだと、言ってくれていたからこそ知らないうちに自信があった。

でもそうじゃなかった。

彼は、KAT-TUNよりも別の物を選んだ。

それが彼のこれからの人生を歩むために必要で、選ばなければいけないほどのもであるのなら

その道を否定することはして欲しくない。

好きだと言ってくれたKAT-TUNというグループを、2度の脱退を繰り返して

ようやく4人で落ち着いてきて周りからの信頼を少しずつ得てきたものを

一瞬で無くすような自体を起こしてしまったのだから、

だったら決めた道を一生懸命に進んで欲しい。悔いのないように。

 

ただ、もっと詳細を知りたい。どうして離れるのか。何か違ったのか。

5月のドーム最終日。涙の向こうで映ったドームの景色に貴方は何を見て、何を思ったのか。

少しずつこの頃から何か話はあったのかもしれない。

昨日の発表もメンバーの表情から見るに決定したのは数日前のような感じもした。

こういう報道があると必ずと言っていいほど、残されたメンバーは被害者になり

去るメンバーは加害者となる。それは心理として仕方ないことだとも思うし、気持ちも分かる。

さっきまで味方だと思っていたファンが、一瞬にして敵になる。

きっと昨日のあの瞬間に田口くんの周りには敵が増えてしまった。

無理は無い、脱退・退所という決断を出してしまった以上はそれも承知の上だろうとは思う。

けれど、田口くんの笑顔が消えてしまうのはもっと悲しいし、辛い。

ずっとずっと笑っていて欲しい。屈託の無い笑顔を見せて欲しい。

発表をしただけでまだKAT-TUNの一員であるのだから。

正式に脱退する日が決まるまでは、胸を張って堂々とKAT-TUNでいて欲しい。

いや、いてくれ頼むから。

4人のKAT-TUNの背中をずっと追っていけると思っていたのに、それが叶わないことだと

知ってしまったことがこんなにも悲しいなんて。こんな未来は望んでいなかった。

いつかは歩みが止まってしまうと分かっていても、それは今でいて欲しくなかった。

 

これからKAT-TUNというグループの歩みがどうなるのかまだ想像は付かないけれど

どうか、どうか光が射し続けますように。